軟鍼は最高です。もともと銀鍼の代用品として利用する方法で使われますが軟性・JSP鍼尖・ノンシリコン・カシメの剛性・ステンレスの剛性と腐食耐性を考えれば鍼の中でも一級品です。他の鍼より高くても、安心と安全と確実な効果を実感できればコスパも最高です。残念なのは50mmまでと３番までしかないこと。バリエーションが増えると深部までの刺鍼にも利用できます。しかし、浅層では非常に力を発揮します！この鍼の魅力は細かな操作をする鍼灸師なら感じ取れるはずです。保持手に伝わる組織の抵抗感で内部状況を感じ取り、fasciaの層を感じれると思います。通常のシリコンタイプだと滑り過ぎてしまうので、ノンシリコンであることは指先に入ってくる情報が非常に多くなるということです。そして、軟性による優しさもあります。ゆっくりと刺鍼することで血管などの損傷も少なく内出血も少ないです。（自院調べと経験による個人の意見です）柔らかさがあるため隙間を狙うような繊細な刺鍼操作に大いに利用できます。ノンシリコンの利点もあり、回旋や撚鍼系の手技の際に組織がよく絡まります。軟性もあるので組織に馴染むように手技が入るのでその点も大きな効果へとつながります。多本数を行うような鍼灸師にはコスパの悪い鍼ですが、1本を重視する鍼灸師にはオススメの鍼です。ぜひ一度軟鍼を利用してみてください！軟鍼の魅力にどハマりするはずです....。