スポーツ×保湿アイテムの新しい使用法
中学硬式野球クラブチーム/コンディショニングコーチ
北野裕起
スポーツ後の保湿アイテムとして、MSMクリームに可能性を感じています。運動中の水分補給が欠かせない一方で、肌ストレス軽減の視点から運動後に保湿クリームで肌に潤いを与えてあげることも大切です。肌は外界とのバリア機能を担っているため、肌表面が乾燥した状態が続くと肌ストレスに負担が掛かりニキビや肌荒れの原因になります。肌バリアが低下することで体内の水分が蒸発しやすくなりますし、水分が不足している状況は当然、運動時のコンディションにも影響します。MSMクリームは、MSMに加えてヒアルロン酸やコラーゲンが含まれているので、保湿クリームとしての使い方もあるのではないかと感じました。人差し指に少量取るだけで伸びも良いので、顔から首回りまでサラッとした感覚で塗ることができます。私がコーチを務めているクラブチームでは秋冬の乾燥期はもちろんのこと、夏場の遠征ではエアコン調整が難しい施設もあるため、乾燥対策が必須です。濡れタオルを部屋に干したり、洗面台に水を張ったりして対策をしてきましたが、就寝前にMSMクリームを塗ることで保湿効果を期待できるのではないかと考えています。スポーツリカバリーを効率的に行うサポートアイテムの選択肢のひとつに入るのではないでしょうか。
運動時の発汗や季節の影響で肌表面が乾燥した状態が続くと肌ストレスに負担が掛かり、コンディションにも影響。ヒアルロン酸やコラーゲンが肌バリアの低下を防ぎます。