vol.008先生も要注意!目のかすみ
1日の多くの時間を職場で過ごし、帰宅後は食事、入浴、新聞や雑誌のチェック、テレビ・DVD観賞、パソコンでの仕事やメールの確認…という生活を振り返ってみると、いつも近くにあるものばかりを見て、遥か遠くにあるものを見る機会が、日常生活には大変少ないと感じられると思います。
先生方の中にも、目がかすんだり、疲労時には視力が低下したように経験された方がいらっしゃるのではないでしょうか。
これは、物を見たときにピント調節をする毛様体筋が関わっています。
対象物の距離に合わせて、この毛様体筋が働くのですが、近くを見るときこの筋肉は緊張しています。
それが続くと目がかすんで見えにくく感じるようになります。
逆に遠くを見ると筋肉は緩むため、遠くを見る機会の少ない日常生活の中では、意識的に遠くを見る時間を作った方が良いと言えます。
部屋から外に止めてある乗用車を眺めるというのではなく、夜の星空や海岸で眺める水平線などがオススメだと言われています。
すると毎日緊張の多い毛様体筋が緩んでかすみ目も軽減されてくると思われます。
- 檜垣 暁子先生