vol.016先生方のセルフケア(自律訓練法)part.2
先生の体調管理には自律訓練法が適している、という前回のお話の続きになります。
知らない間に先生ご自身の体も緊張状態に陥っている可能性がありますので、こういった緊張状態を緩和できれば、体調不良予防にもなると思います。
帰宅前に施術院の休憩室で行っても良いですが、自宅などの落ち着く場所で、騒音や光刺激の少ない場所がベストです。
知らない間にストレス反応が起こる要因として、周囲からの雑音や電話の音などもあるため、緊張を緩める時間は、電話の音もなるべく気にしなくて良い状態にしておいたほうが良いのです。
なかなか布団に横になれない場合もあるでしょう。
そういった時は、イスに深めに座り、両足は床につくようにして体を安定させます。
そして、頭部がうなだれるような、電車での居眠姿勢になります。(疲れない姿勢)
そして「気持ちが落ち着いている」と頭の中でその言葉を繰り返します。
しかし、それも無理矢理に落ち着かせようとするとうまくいかないため、気が散ってしまい思うようにできない初めの頃は、その言葉だけを頭の中で繰り返してみることが得策だといわれています。
自律訓練法は7段階あり、今回はその入り口部分になります。
これだけでも、徐々に落ち着いた感覚が得られると思いますのでお試し下さい。
- 檜垣 暁子先生