vol.026カイロプラクティックを学びたい
ひと昔前と比べると、カイロプラクティックも知名度が上がったと思います。
その有効性に興味をお持ちの現在、鍼灸施術院を経営されている先生や医療関係の職に就いている方々から、「カイロプラクティックを勉強するにはどうしたらよいか?」という問い合わせをいただくことがあります。
今回はカイロプラクティックについてお話したいと思います。
カイロプラクティックは、1895年にアメリカのD.Dパーマーにより創始されました。
現在では、世界の80カ国以上にも広まりました。WHO(国連の世界保健機関)において、鍼灸と並び認められたヘルスケアですが、日本ではまだ法制化されていないのが現状であり、また日本でのカイロプラクティック教育は、授業時間数やレベルの統一がなされていません。
カイロプラクティックを学びたい場合は、アメリカやカナダ、オーストラリアなどに在るカイロプラクティック大学へ進学する方法があります。
専門教育として、4200時間以上(全日制で4~5年)の授業時間が必要なのですが、国内で学びたい場合は、オーストラリア公立マードック大学 スタディセンタージャパンと、旧オーストラリア公立RMIT大学日本校である東京カレッジオブカイロプラクティックの2校があります。
後者はカイロプラクティック大学の質を審査し認定する機関からの認定校でもあります。
こうした教育の基準を考えると、カイロプラクティックを学ぶには、今まで通りに朝から晩まで仕事をしながら…ということは難しいと思います。
しかし、人生計画の中の4~5年と考えて、進学を決めた人や鍼灸師の資格も活かしつつ無事に卒業した人もいますので、世界的な基準のカイロプラクティック教育をとお考えの方は、日本の代表団体であるJAC(日本カイロプラクターズ協会)へ詳細をお問い合わせ下さい。
※JAC…日本カイロプラクターズ協会。WHO(世界保健機関)に加盟しているWFC(世界カイロプラクティック連合)への窓口になっています。
【お問い合わせ先】
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- 檜垣 暁子先生