vol.045NATAの推薦vol.045
全米アスレティックトレーナーズ協会10の健康&安全アドバイス
- 常に緊急の連絡先やファーストエイドバッグの用意をしておく事。
- 障害が起きたらすぐにRICE(安静Rest, 冷却Ice,圧迫Compression, 挙上Elevation)を施す事。
- コンタクトスポーツの際は必ずマウスガードをする事。
- 厳しい気象状況で落雷の危険性がある場合は“フラッシュ/バング法を用いる事。
これは落雷(フラッシュ)を確認してからその音(バング)が聞こえるまでの秒間を数える事で、5で割って落雷の距離を測るものである。
30秒(6マイル=約9.66キロ)を上回るまで安全な建物の中にいる事。
- エクササイズをする人は15~20分ごとに7~10オンス(約0.25リットル)の水分補給をする事。
一般的に暑い時はより多くの水分摂取をし、体重減少に相当する量を薦める。
- 適切な食事と栄養摂取の継続は身体機能を高める。
- スポーツをする時は体にあった物(プロテクターやシューズも含めて)を使う事。
- 運動を始める前は医師の検査や診断を受ける事。
- より健康な身体とライフスタイルの為、煙草やアルコール、競技向上のサプリメントやドラッグの摂取を避ける事。
- アスレティックトレーナーに相談する事(アスリートに助言ができるヘルスケアプロフェッショナルと共にする事を薦める)。
先日、発表されたNATA(全米アスレティックトレーナーズ協会)が推薦する10のアドバイスを翻訳してみました。
米国ではトレーナーの仕事はアメリカンフットボールから発祥した由来もあってフットボールをメインに書かれている事もありますがもちろん他のスポーツにも適用されます。
落雷などは日本では余りないかもしれませんがこれも知っておいて損はないですよね。
トレーナーの仕事で一番大事な事は障害が起きるのを「予防」する事です。
当たり前の事が多いですが、実際にはそれらを省いていることもあるのでもう一度確認も含めて選手(チーム)と一緒に考えてみましょう。
- 小松 武史先生