vol.0133交流会を治療院が主催する重要性
今回は、医療・介護職種、さらには高齢者に関わる職種が集まり、定期的に交流の場を設ける重要性をお伝えします。
これは、自分の治療院だけでなく、我々の仕事・役割をより詳しく知ってもらう機会となり、自然な売上向上につながります。
まず、我々治療院が「医療・介護職・高齢者サービス職種」を集めて交流会を主催開催します。
主催者(治療院)は、参加するすべての職種と深い関係を結びやすく、短い時間で多くの事業所責任者と会い、トップダウンで仕事を決めやすくなります。
また、なにより互いに、ひととなりを知ることによって、人的サービスであるため、細かいニーズや対応を互いにとれるようになります。
それでは、実際に当院が行った交流会参加職種(一部パンフレットなど広告、宣伝依頼のあった職種)をあげます。
- ケアマネージャー(各事業所から多数)
- 高齢者施設(施設長、ケアマネージャー)
- 調剤薬局
- デイサービス
- 歯科医院ドクター(訪問歯科、外)
- 歯科衛生士(訪問歯科専門コーディネーター)
- 高齢者福祉など専門の行政書士
- 鍼灸・マッサージ業
- 経営税理面
- 相続税面サポート税理士
- 高齢者宅食業者
- 介護リフォーム業者
- 医療
- 介護IT業者(ネット集客、分析からパンフレット作成、印刷まで)
- 介護士養成スクール(大手?地域密着介護スクール様が参加。また通学制?通信制までご紹介)
- 介護人材派遣業者
- 冠婚葬祭業者(大手?家族葬までの複数)
などです。
介護・医療現場で我々治療家に求められたことは、
- 介護方法のアドバイス(ボディーメカニクスの説明)
- 腰痛軽減
- 腰痛予防の方法
- 身体ケアの方法(介護腰痛予防専門ストレッチ、夜勤帯の睡眠のとり方、治療院や整形外科へのかかり方、腰痛予防ベルトの選定方法。)
- 関節拘縮
- 麻痺の症状について(ベッドでのポジショニング、患部の温め方、温熱器具などの相談)
がありました。
また、上記の多職種の方々が集まる中で、参加者から一番多かった意見は「医療・介護以外の多職種の方とふれあったことにより、考え方や仕事の幅が広がり、とても有意義な時間であった。」という意見です。
仕事現場の問題点や悩みを共有し、それぞれの視点や得意分野で良いサービスを包括的に提供できるよう話合う中で、信頼関係ができます。
交流会では、提供するサービスが良いことはもちろんですが、交流を通して伝わる「何を大切にして仕事をしているかの考え方が伝わること。」が大切だと感じました。
このような有意義な交流会を治療院が主催し、相手の方々に喜んでいただく場を提供しながら、自院も勉強させていただくことで、関係がより高まり、通常の営業、宣伝よりも効果を出すことができます。
- 西川 和義先生
- NPO全国鍼灸マッサージ師協会 兵庫支部副支部長