vol.0172第12回「夢の共有(10年先のビジョン) エステ鍼灸」
今月のテーマは夢の共有(10年先のビジョン)エステ鍼灸です。
最後にエステ鍼灸の効果画像ご覧ください。
エステ鍼灸を目指している、特に若い鍼灸師の女子は鍼灸師だけではやっていけないと強く感じていることもあり前向きな女子が多く頑張り屋さんだと感じます。
また独立心が強い女子も多いですね。
エステと鍼灸の融合なので二種類の職種を自分のライフワークにしようとしています。
どちらにも興味があり、エステティシャンがマンションなどで1人で気楽に営業しているのを目にしている為、その延長線上にエステ鍼灸をイメージしています。
その他よく耳にするのが、身内の誰かが現在鍼灸院を開設していて、その院にエステを新メニューとして取り入れるにあたり、鍼灸資格を取得しつつ、エステ技術をどこかで学び、エステ鍼灸院として営業するというものです。
もちろん、大変向上心も高いので勉強熱心で、短期間のうちに鍼灸とエステの技術を磨く事に努力は惜しみません。
なぜなら、身内の鍼灸院院長と自分の将来のビジョンが明確で夢の共有がしっかりと取れているからだと思います。
皆さんも、仕事帰りに美容室の前を通りがかり気になった事があると思いますが、多くの美容室では夜遅くまでレッスンに励み終電で帰宅するという事が珍しくありません。
店の定休日の多くは月曜日ですが、月曜日に合わせて様々なコンテストや勉強会が毎週のようにあり、実際に丸一日の休みなどないようです。
確かに労働基準法などの制約もあり近頃では営業終了後のレッスン等はどんどん時間短縮しているようですが、それでも美容業界の若いスタッフの前向きな向上心には脱帽します。
なぜ、多くの美容室では昔からこのような体制が続いているのでしょうか?
それはまさしく、日常的に夢の共有が経営者とスタッフの間で行われているからです。
エステ業界と美容業界は近い位置にあるので様々な情報が入ってきます。
彼らの多くは10年先のビジョンまでしっかりと持っており、そのビジョンの実現の為に仲間たちと日々精進しているのです。
これは、美容業界の一例に過ぎませんが鍼灸業界にも、美容業界のような空気がもっと必要になってくると思います。
美容室は平成24年度調べで全国に現在23万軒あると言われています。
美容師は45万人!?
実にこれだけの人達が日々しのぎを削りながら夢を追いかけています。
美容業界は長い歴史と莫大な数の美容師達により様々な部分で経営者・従業員が共に、充実した仕事だと感じる環境と待遇を形にしてきたのです。
もちろん全ての美容師が何の不満もなく仕事をしているとは思いませんが、それでも国内の数ある産業の中で、これだけの数の美容師が存在し続けているのは事実であり、魅力のある職種である事に間違いはありません。
美容業界では「夢の共有」が大変うまく行われているのです。
私自身、18年経営者としてやってきました。
まだまだですが、やっと教育面など多岐にわたる内容が確立しつつあります。
スタッフとのかかわり方も安定してきたように思います。
今後どうなりたいのか互いに確認し共有できる体制づくりもできてきました。
振り返れば、色んなことで悩みながら自己成長と共に、会社も成長したように思います。
美容業界を意識して
鍼灸資格を取得する鍼灸師と共にエステ鍼灸を安定した経営のメニューとして取り入れていくには美容鍼灸家を目指す、前向きで真面目な鍼灸師の育成が不可欠だと強く感じます。
- 島田 ゆかり先生
- YSI株式会社 代表取締役
NPO法人全国鍼灸マッサージ協会会員
一般社団法人日本エステティック協会認定
永久認定トータルエステティックアドバイザー
CODES-JAPANソシオエステティシャン
CIDESCO認定インターナショナルエステティシャン
日本エステティック業協会認定講師インターナショナルエステティシャン
CPE認定電気脱毛士
元池坊短期大学非常勤講師
YSI株式会社 代表取締役
トータルエステ鍼灸院 4店舗経営