vol.069災害時の鍼灸治療
地震や津波、原発事故等の被災者に対しての東洋医学治療が期待されています。
特に東日本が主ですが、例えば、御家族の御不幸に会われた方、被爆の心配をしている方、その他メンタル面での治療を必要とされている方も大勢いらっしゃいます。
私達、鍼灸師もそんな方達にお役に立てる治療をしたいものです。
ここに書いてあるのはほんの一部ですが参考して頂ければ幸いです。
被爆の疑いのある患者さんには基本治療で内臓やホルモンバランスを整えた上で右の築賓、漏谷、少海、ゲキ門の4穴が有効です。
肝臓(右の肋骨の下あたりの圧痛を調べて)の反応を見ながら治療して下さい。圧痛が残っていれば取穴がずれている事も考えられます。
精神的な大きいダメージを負った方にはまず気持ちを落ち着かせ、安定させる事を目的としたメンタルトリートメントをお勧めします。
簡単な診断でダン中あたりに圧痛がある場合は左右のサン竹、Yu Yaoの4穴を使います。
これは眼や腰、美顔治療と共に精神科疾患治療に絶大な効果があります。
全て15分ぐらい刺して置いときます。
またこれらのツボは上記の症状があり、他の疾患でも今ひとつ上手く治療が出来ない時の補助穴としても使えます。
症状に合わせてお使い下さい。
- 小松 武史先生