vol.099今後の成長産業から教わる
今回はリンクアンドモチベーションの社員満足度調査で日本一になった、「非常識で楽しい会社」の働き方から学びたいと思います。
この会社の最大の特徴は「顧客よりも社員第一主義」という点です。
それ以外の特徴として、会社に電話がない、顧客に会わない、上司は怒らない、10連休が年4回、全社員にiphoneを支給等々。
それでも売り上げが毎年140%~200%で成長しています。
そのためにはITを効率よく駆使し、どのように業務負担を軽減させるかという事を徹底しています。
一般的には「社員、職員よりも顧客第一」という考え方が強いものです。
しかし、社員のモチベーションが上がらない場合はどうでしょう。
結果的に「社員のモチベーションが顧客へのサービスレベルの質を決める」という考え方に私は共感できます。
このような考え方は最近、非常に多くなってきています。
ベストセラーになった、「日本で一番大切にしたい会社」の著者も社員第一主義を唱えています。
鍼灸マッサージ業、介護事業、保育事業に関わる私自身もこれからはそのような会社が業績を伸ばしていくのだと思っています。
私たちの業界も、徹底して社員、職員の事を考える組織の体質を創るべきです。給与だけではなく、特に環境ですね。
まずは経営者がその意識改革に臨み、取り組まなければなりません。
「徹底した社員第一主義」このキーワードは今後のハンドトリートメント業界、セラピスト業界での経営において、とても重要な要素になってくるでしょう。
※余談ですが、今回モデルにしたこの会社は最近社名変更しましたが、その経緯を「超選択と超集中」としています。
- 安村 遠先生
- NPO全国鍼灸マッサージ協会 東京支部支部長