vol.0111徳川家康の将軍学に学ぶ『大将の戒め』とは
私は25歳の時に起業したこともあり、従業員は全員自分よりも年上でした。
そのようなことから私のことを『たいしょう』と皆が呼ぶようになりました。
しかし、『お山の大将』になってはならないと、ずっと自分自身に言い聞かせて来た言葉があり、私の机の上にはこの言葉が貼ってあります。
それは、『大将の戒め』という徳川家康の名言です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『大将の戒め』
大将というものは
敬われているようで、その実家来に絶えず落ち度を探られているものだ
恐れられているようで、侮られ親しまれているようで疎んじられ
好かれているようで憎まれているものじゃ
大将というものは
絶えず勉強せねばならぬし、礼儀もわきまえねばならぬ
よい家来を持とうと思うなら
わが食を減らしても家来にひもじい思いをさせてはならぬ
これが三十二年間つくづく思い知らされた家康が経験ぞ
家来というものは
禄でつないではならず機嫌をとってはならず
遠ざけてはならず 近づけてはならず
怒らせてはならず 油断をさせてはならぬものだ
「ではどうすればよいのか・・・」
家来には『惚れさせなければならぬ』ものよ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
従業員に惚れられていますか?
- 中山 哲志先生
- NPO全国鍼灸マッサージ協会 副理事長兼渉外広報局長