vol.007解毒のお話(後編)
前回は解毒の基本である水のお話をしましたが、今回は毎日使う食材に焦点を当ててみます。
解毒に効く食材を分析すると青臭い、辛みが強い、色鮮やかという特徴が浮かび上がります。
幾つかリストアップしてみましょう。
- そば:玄米をしのぐ豊富なミネラルと食物繊維、1食分で赤ワイングラス一杯分のポリフェノールは強力な抗酸化力。
- わさび:毒消しと言えば飛鳥時代から日本人に親しまれて来た日本原産の最強ハーブ。抗菌作用と発ガン予防はピカイチ。
- レモン:酸味成分のクエン酸が溜まった疲れをすっきり解消し、さらに黄色い皮にはポリフェノール等の解毒成分がたっぷり。
公害、有害物質、化学薬品、ストレス等多くの毒素に囲まれて生活する現代社会。
毒を体外に出さずに溜めていくばかりでは病の原因にもなりかねません。
毎日何気なく口に入れている物も理解して、意識して摂取すれば健康に繋がります。
それを治療のアドバイスとして患者さんにしっかり説明出来るとより良い信頼関係も生まれる事でしょう。
僕ら治療家は病を治すだけではなく、病にかからない様に予防する事も大事な仕事なのです。
- 小松 武史先生